2021年3月12日金曜日

仏教で予言された仏陀再誕

仏教は約2500年前にインドに生まれ、悟りを開かれて仏陀となられたお釈迦様=ゴータマ・シッダッタの説かれた教えをもとに広まったものです。

仏陀という意味は、悟りたる者=目覚めたる者という意味で、当時としては人々を迷妄から救い出す救世主のような存在として考えられてきました。

現在では仏陀と言うと、仏教の開祖であるお釈迦様を指すと思われていますが、実は、過去にも仏陀が存在していた事は教えとして説かれています。

有名なものとしては過去七仏といわれるものがあります。

過去七仏とは、お釈迦様を含めた、過去にお生まれになった仏陀=悟りたる者=救世主を指します。

  1. 毘婆尸仏
  2. 尸棄仏
  3. 毘舎浮仏
  4. 倶留孫仏
  5. 倶那含牟尼仏
  6. 迦葉仏
  7. 釈迦牟尼仏

この七人の仏陀がおり、最後の釈迦牟尼仏というのが、(現在のネパールを含む)北インドにお生まれになられたお釈迦様を指します。

そのお釈迦様よりはるか前にも、仏陀は誕生し、地上の人々を救済するために教え(ダルマ)を説かれたのです。

つまり仏陀とは一度きり、2500年前にインドに生まれただけではなく、もっと過去においても、様々な地域に生まれられているのです。

過去七仏について説かれたお経は『七仏経』『毘婆尸仏経』『七仏父母姓字経』や『長阿含経』、『仏名経』、『普曜経』、『大本経』(マハーパダーナ)などがあります。

そして重要なのは、はるか昔に仏陀が生きられただけでなく、未来においても誕生されるという事です。

その存在を未来仏と呼ぶこともあります。

未来仏とはお釈迦様が入滅されて、はるか後の時代にお生まれになり、人々を救済してくれる教えを説かれる方です。

有名なのは弥勒菩薩が遠い未来において仏となり、人々を救済するために生まれられるとする説です。

しかし、降臨は56億7千万年後とされており、現実的なものではないでしょう。

実際にはもっと身近に生まれられるとする説があるのです。

お釈迦様の説かれた教えは仏教として広まりましたが、その教えはやがて廃れ、功力を失っていくあらかじめ予言されています。

つまり正法の時代、像法の時代、末法の時代の「三時」です。

正法(しょうぼう)の時代は正しい教えが世に伝わっている時期です。

お釈迦様の教えが正しく伝わっている時期を言います。

像法(ぞうぼう)の時代とは、正法の時代の次の時代に訪れるとされます。

像とは似ているという意味で、正しい教えの姿は似ていますが、形骸化していく事を意味します。

末法(まっぽう)の時代とは、正法時代および像法時代の次に続く時代で、形骸化した教えは残りますが、悟る人は出てこないとされます。

この正法、像法、末法の時代はどれくらい続くかには諸説あって、各時代が500年から千年経過するという説や、末法は1万年続くとする説もあります。

正法と像法の時代を各千年、末法の時代を五百年とすれば、合計で二千五百年となり、ちょうど現代はこれらが過ぎ去る時となります。

三時が過ぎた時に、また仏陀は再誕し、正しい方を説かれると考えた方が自然でしょう。

二千五百年とする説には、もう一つの根拠があります。

正法、像法、末法の「三時」意外にも、大集経にはお釈迦様の滅後を500年ずつ五つの時期に区分する五五百歳というものが説かれています。

つまり五百年の経過が五回訪れ、計二千五百年の時代が述べられています。

まず第一の五百歳(五百年)は解脱堅固の時代。

第二の五百歳は禅定堅固。

第三の五百歳は読誦多聞堅固。

第四の五百歳は多造塔寺堅固。

第五の五百歳は闘諍堅固・白法隠没。

つまり最後の仏陀滅後の二千年から二千五百年は正しい教え分からなくなって、言い争いが絶えず、真実の法が隠れてしまう時期という事になります。

これらの二千五百年間の各時期を予言したという事は、その後にはまた正しい教えを説かれる仏陀の誕生があると考えられるでしょう。

二千五百年後はどうなるかが書かれていませんので、それは新たな仏陀が教えを説く時代に入る事を意味するはずです。

実際にインドの地には、仏陀が二千五百年後に再誕すると言う予言が残されているのです。

インド北西部にはアジャンター石窟寺院という世界遺産があります。

第1窟から第30窟ある石窟の中の第17窟、そこには過去七仏と八仏(未来仏)が描かれた壁画が残されています。

六人の過去仏と第七仏としての釈迦、そして第八仏。

この第八仏の未来仏こそが再誕の仏陀を表しているのです。

アジャンター村(Ajanta Village)にはある伝説が代々語り継がれています。

「2500年後、仏陀は東の国によみがえり、新たな教えを説く」というものです。

そのように、村人たちは2500年もの間、再誕の仏陀が東の国に現れる事を願い続けていました。

トップの画像はその第八仏=未来仏である再誕の仏陀を描いた壁画です。

では、肝心の釈迦滅後の二千五百年後とはいつになるでしょうか?

ある年に、世界中の仏教国で仏陀入滅二千五百年を祈念する盛大な式典が行われました。

それは1956年でした。

つまり仏陀は1956年に再誕しているはずだという事です。

仏陀再誕を宣言されている大川隆法先生は、この運命の1956年に生誕しています。


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